Open Knowledge Format(OKF)
概要
Open Knowledge Format(OKF)は、Google Cloud が公開した、AI エージェントが組織内の知識を活用しやすくするためのベンダー非依存なオープン仕様 です。これまでは AI システムが社内情報を使うたびにベンダーごとの API や独自スキーマへの実装が必要でしたが、OKF はその重複作業をなくし、知識の相互運用性を高めることを狙います。
フォーマットの構造
- Markdown + YAML フロントマター で 1 つの知識単位を表す
- 必須フィールドは
type(概念の種別)。title/description/tagsなどは任意 - 複数ファイルを「OKF バンドル」としてまとめ、通常の Markdown リンクで相互参照する
- 人間にも読める 設計(プレーンな Markdown)
設計思想
- 最小限の規定 — 相互運用性を最優先し、過剰な仕様を避ける
- ベンダーロックイン回避 — 特定 AI ベンダーに縛られない
- 拡張性 — 組織のニーズに合わせてカスタマイズ可能
- 参照実装 v0.1 が GitHub で公開
位置づけ・関連
- AI エージェントが知識を取り込む経路として MCP や RAG と補完的に働く(OKF は知識の 表現形式、MCP は 接続プロトコル)。
- 知識管理の標準化という点で パーソナルナレッジマネジメント / Zettelkasten の発想と重なる。
- 興味深い符合 — 「Markdown+フロントマター+リンクで相互参照する人間可読な知識ベース」という OKF の構造は、Obsidian で運用されるこの Wiki そのものとほぼ同型。個人ナレッジベースがそのまま AI エージェント向けの知識ソースになりうることを示唆する。
関連ページ
参考資料
- グーグル、AIのための知識共有フォーマット「OKF」を公開(Google Cloud, Impress Watch)
- Googleが公開したOKFについて
- Google’s Open Knowledge Format for AI